世界遺産とは、人類の歴史の中で生み出されたもの、地球が生み出すものを現在に至るまでの綿々と受け継がれてきた地球の大切な宝物です。世界遺産の種類には、様々な国の人々が誇る自然の環境・文化財などがあります。その中には、悲しい歴史や悲惨な歴史を刻んでいるものもたくさんあります。人類が引き起こしている環境汚染によって、崩壊の危機にあるものもあります。それらを世界遺産として保護し、国の違いなどは関係なく、全ての人々が共有して次の世代、未来へと受け継いでいく、それが私たちの責任ではないでしょうか。
ユネスコと世界遺産
フランスのパリに本部を持つユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、専門機関です。日本におけるユネスコの窓口は、文部科学省の中、日本ユネスコ国内委員会となっています。ユネスコ世界遺産センターでは、世界遺産条約に基づいて世界の国々との協力し、各国との世界遺産条約の締結、また、世界遺産の保護を働きかけています。
世界遺産条約を結んでいる国々には、世界遺産に登録したいものをどんどんユネスコに対してリストアップして推薦するように呼びかけ、世界遺産登録地の維持管理の状況を知らせるシステムを築き上げています。世界遺産の保護や保存、修復などを、条約を結んでいる国々が滞りなく進めることが出来るような支援体制も備えています。危機的世界遺産に関しては、常に調整を行い、緊急援助も可能にしています。
世界遺産条約とは
正式には、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」といい、Convention Concerning the Protection of the World Cultural and Natural Heritageと表記されます。誰が見ても明らかに価値のあるものと分かる世界中の文化遺産や自然遺産を、人類の宝として守り、未来へと伝えていくことの重要性、大切さを主張する国際条約となっています。
